
株主優待をご存知でしょうか。
株主優待とは、「株式会社が一定数以上の自社の株式を権利確定日に保有していた株主に与える優待制度のこと」です。(出典:Wikipedia)
9月末(正確には、9月27日に保有)に三菱東京UFJの株式を所有しておりまして、三菱東京UFJ(正式には三菱UFJフィナンシャル・グループ)から株主優待を受け取りました。
株主優待をとる理由
私は明確な理由をもって、株主優待や配当をとります。最低2つ以上は理由がないと、とりません。
株主優待で有名な会社は、株主優待以上の値下がりを見せることが多いためです。(一概には言えませんが)
三菱東京UFJ銀行については、去年はとっていません。
今年株主優待をとった理由は
- 株価が安くなっていたこと
- 配当利回りもそこそこ良くなっていたこと
- 優待の定期預金の金利アップを狙っていたこと
この3つです。特に金利アップは、今回の株主優待をとる一番の理由でした。
まず、「株価が安くなっている」ってどうやってわかるの?ってことですが、これは市場の動向なので、わかりません。
ただ、日銀の買い入れが、日経構成銘柄重視からトピックス銘柄重視になることは、考慮したうえで取りました。
(三菱東京UFJは日経構成より、トピックスに影響を受けやすい)
株価が安くなり、配当額がそのままだと、配当利回りが上がります。
三菱東京UFJの場合、半年で配当金が一株あたり9円でした。権利落ち(配当権利確定後に株価が落ちること)で株価が9円下がっても、配当分9円と相殺されます。
株価が9円下がってても売れば、配当+売却損で利益はゼロということです。
おかげさまで、優待+配当+利益確定ですごくうれしかったわけです。ここまでは、よかったわけです。ここまでは。
株主優待の改悪
一番の理由である「優待の定期預金の金利アップを狙っていたこと」、これ完全に失敗しちゃいました。
9月末時点では、Webサイト上に2017年度の株主優待の内容が公開されていませんでしたが、2016年までは株主優待に「円定期預金の金利優遇」があったので、今年もあるだろうとタカをくくってました。
しかし、フタを開けてみると、2017年からは無くなっていました。
私の口座で子供の教育資金を定期預金で運用しようかなと考えていたわけですが、、、、
結論からしてみれば、優待クーポンがゴミ箱行きです。それ以外には、私としては使うところがありません。
目先の利益に目を奪われた結果、肝心の資産運用で金利優遇を受けれなかった失敗です。
みなさんも目先の利益よりも、将来の利益を考えたほうが結果として得をした経験があると思います。
他にも株主優待として、ピーターラビットのオリジナルグッズのプレゼントもしくは寄付があります。
こちらについては、1,000株以上の株主にバスタオルか、ブランケットか、寄付か悩むところです。
株主優待は税金上、雑所得になるようですが、生活品について課税されるかどうかはあいまいな部分です。(税務署側も見解を出してほしいところです。)
もちろん、寄付の場合は税金はかかりません。
気を付けよう、目先の利益
株主優待は、いい制度だと思いますが、改悪されることも多いです。
今回の三菱東京UFJの株主優待の場合、マイナス金利の影響もあり、企業収益が悪化する懸念、近年の利率の低さから金利優遇を取りやめた形でしょうか。