敗者のゲームに学ぶ ソーシャルレンディング投資術

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今日はチャールズ・D・エリス氏の名著「敗者のゲーム」から、ソーシャルレンディング投資に役立つ教えを学んでいきたいと思います。


敗者のゲーム〈原著第6版〉

運用方針の策定

投資を行う前に、まずは運用方針を決めることが大事です。
ここでいう投資とは主に株、債券への投資や、銀行にお金を預けることを想定しています。

運用方針とは、何のために運用するか、ということです。長期的なスパンで考えてみましょう。

そのためには、次のような問いに答える必要があります。

  • 今後どれくらい収入を得て、どのくらい貯蓄できそうか?
  • お金がいつ、いくら必要か?
  • 市場変動のプレッシャーにどこまで耐えられるか?

例えば、3年後に子供の教育費がいくらかかるか分かっているなら、それに合わせた投資をしましょうということです。
数年後に必要な資金を株で持つのは止めましょう。
短期における最大のリスクは、市場が低迷しているときに資金が必要になって株を売らなければならなくなることです。
市場の暴落時に売らざるを得なくなると最悪です。

ソーシャルレンディングを含む債券の場合は、暴落するということはあまりないでしょうが、必要なときに現金化できないのは困ります。
債券の場合は満期が明確に決められているので、お金が必要な時期に合わせて投資するのが良いでしょう。

市場変動のプレッシャーについても考えることが必要です。
もし、またリーマンショックが起こったとして、平静を保っていられるでしょうか?
平静を保てないようなら、株などのリスク資産を減らして、現金や債券に回すべきです。

数年以内に使うお金は債券で運用する

株式投資はリスクが高いと考えられていますが、投資期間が十分に長ければ、債券やキャッシュ(現金)よりもリスクが低いです。(長期とは10年以上、できれば25年以上)
ここでいうリスクとは運用リターンのばらつきを指します。
1年じゃ株に投資するには短すぎます。すぐに使う予定のある資金を株に回してはいけません。
10年以上運用する資産は全て株に、2, 3年以内の運用資産は現金か債券にするのがよいとエリスは言っています。

現在30歳の人の平均余命は50年です。
私は、人間の寿命はまだまだ伸びると思っていますが、現在の平均余命で考えても、これから平均50年間生き、投資を続けるのでしょうから、それくらいのスパンで投資を考えるべきです。
子供や孫へ資産を贈与することも考えれば、運用期間はもっと長くなります。

 

投資の敵とは

投資する上で、戦わなければいけない敵は、インフレ、税金、自分自身です。
順に見ていきます。

インフレ

長期のリスクとしてインフレが挙げられます。
インフレの恐ろしさは過小評価されているとエリスは言います。

IMFの2016年10月の推計では、2016年から2021年の間に日本の物価は5.3%上昇するとしています。(*1)

つまり、今後5年間資産を運用して5%増やせなければ、資産が目減りするということです。
普通預金なんてものは、利息がわずかに付いているように見えて、実はインフレ調整後の実質で見ると損をしています。
普通預金や定期預金、国債といった資産では”価値の保存”という役割を果たすことができません。

もちろん、普通預金などの現金は、生活する上である程度手元に残しておく必要があります。これを生活防衛資金といいます。
生活防衛資金は必要ですが、ポートフォリオ中のキャッシュ(現金)比率はゼロで良いです。
キャッシュはいざという時に使い切る額に押さえましょう。
使わないのにキャッシュとして持つのは、インフレという目に見えにくいコストがかかるので、株や債券、ソーシャルレンディングなどの投資に回すべきです。

*1 World Economic Outlook Database October 2016のInflation, average consumer pricesより

税金

商品にもよりますが、投資の利益はだいたい20%ほどが課税されます。
また、インフレで実質的に利益が出ていないときにも税金はかかってしまいます。
税金は投資のリターンを下げる大きな要因になっていますので、節税対策が必須です。
ソーシャルレンディングでの節税対策については以下の記事を参考にしてください。

自分自身(またはミスターマーケット)

株式投資やFXを行う際に生じるリスクとして、投資家が感情に左右されることで生じる不要なリスクがあります。
儲けを妨げる最大の問題は、投資家が期待リターンを実現できるほど長期保有できないことにあります。

待っていれば上がるのにもかかわらず、株価が下がると気になり、不安になって売ってしまい、損してしまう。
逆に、待っていればまだ上がるのに、少し上がった時点で儲けを確定したくなって売ってしまい、利益を逃してしまう。
問題は市場ではなく自分自身にあるということです。

短期的な株価の気まぐれな変動を擬人化して「ミスターマーケット」と言いますが、短期の株価変動は無視すべきです。
無駄に値動きを気にして損する人が多いので、冗談で「株価を見ずに寝てれば良い」とか「しばらく気絶しとけ」なんて言われたりします。

このように、投資をする上で、障害になるのがミスターマーケットですが、ソーシャルレンディングなら値動きがない(*2)ので、値上がりに高揚したり、値下がりに狼狽して、途中で売ってしまうことがありません。
というか売りたくても売れません(笑)

換金しづらい(流動性が低い)ことは悪いことのように思われていますが、このように流動性が低いことで生まれるメリットもあります。
流動性が低いと利回りも高い傾向にあるので、一石二鳥ですね。

*2 発行済み商品の利回りは変わりませんが、新規に発行された商品の利回りは変動することがあります

分散投資のすすめ

詳しくは述べませんが、効率的な市場で、リターンを得るためにはリスクを負う必要があります。
リスクには2種類あります。
分散投資によって取り除けるリスクと、分散投資では取り除けないリスクです。
分散投資によって取り除けるリスクを負ってもリターンは得られません。
そのため、投資先を分散することで、リターンを減らさずにリスクを抑えることができるのです。
投資先は必ず分散するようにしましょう。暴落は突然起きます。

くれぐれも、資産をソーシャルレンディングだけに集中させるのは止めましょう。
そして、ソーシャルレンディングを利用する際は複数のソーシャルレンディングを利用するのがポイントです。

10社ぐらい口座開設をして分散投資するのが良いです。
分散するなら、海外投資もできるクラウドクレジットや、不動産を担保にしたみんなのクレジットといった具合に、種類の違う資産を入れることがポイントです。
いきなり10社も開設するのは大変でしょうから、おすすめランキングを紹介します。
ランキング順に開設して投資するのがいいでしょう。

ソーシャルレンディングランキング

全て無料で口座開設できます。

1位 クラウドクレジット
海外に投資できる点が、他のサービスにはない特長で利回りも高め。
海外分散投資をしたいならおすすめ。伊藤忠商事が株主。
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2位 オーナーズブック
不動産特化。金利は5%と比較的低めだが、物件やリスクに対する説明が豊富なので、よく知った上で投資できる。SNS機能で投資家同士が交流できる点は他にない魅力。
オーナーズブック

3位 トラストレンディング
無料会員登録とメルマガ購読で1500円キャッシュバック。10万投資で合計5000円キャッシュバック

4位 maneo(マネオ)
日本初のソーシャルレンディング。最大手で業界シェア50%超。実績ナンバーワン。投資先が豊富。

5位 FUNDINNO(ファンディーノ)
日本初の株式投資型クラウドファンディングサービスで、うまくいけば数十倍になって返ってくることも。
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6位 クラウドバンク
証券会社が運営するクラウドファンディング。
140億円の募集実績がある。
クラウドバンク

7位 ラッキーバンク
不動産に特化したサービスで、利回りも高い。出金手数料無料も嬉しい。急成長中。
ラッキーバンク

まとめ

  • 銀行預金はインフレに勝てず、目減りする。
  • 10年間使わない資金は株へ、数年以内に必要な資金はソーシャルレンディングへ。
  • ソーシャルレンディングは、株と違って、ミスターマーケットの影響を受けず、流動性を放棄する分利回りが高い。
  • ソーシャルレンディングは税制面でも得なことがある。
  • ソーシャルレンディングに投資する際は、必ず投資先を分散すること。
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