ユニクロの財務分析で日経平均の割高割安を判断してみた

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株価チャート

2017年です!年初の日経平均は、上がっていますね。日銀による日経平均・TOPIX連動ETFの購入や、トランプ相場で上がり調子です。
ところで今の日経平均は割高なんでしょうか?割安なんでしょうか?
日経平均は大まかには、ユニクロ(正式名称:ファーストリテイリング 銘柄コード9983)の価格推移で把握できます。日経平均に占めるユニクロの構成割合は2016年末時点で8.4%です。
そのため日経平均はユニクロ指数とも揶揄されます。そこで、ユニクロの財務分析をすることで日経平均の割高割安を判断してみます。
投資は自己責任です。私も外れることが多いですので参考程度に。

株〇とかいろいろとサイトはありますが、私はあまり財務のハイライトは見ません。決算書を見に行きます。決算書関係で見るポイントが別のところにあるからです。
財務分析などの見方については、また別の記事で紹介したいと思います。(未来が見える神様ではないので株価の動きはわかりません笑)

財務はあくまで過去の数字ですが、長期で保有する場合は必要な分析でしょうか。
(株価の影響を受けやすい順番は、材料(思惑)>地合い>財務ですかね。長期では割安水準の株価は訂正され、あがっていきますが。)

ユニクロの財務分析

Yahoo!ファイナンスによると、2016年12月30日現在のユニクロの株価指標はPER42.65倍、PBR7.42倍です。
PERとは株価÷一株当たり利益です。小さいほうが割安です。日経のPERは16倍ぐらいが過去の平均でしょうか。
PBRは株価÷一株当たり株主資本です。小さいほうが割安です。日経PBRは1.2倍ぐらいが過去の平均でしょうか。

会計数字にはマジックが色々とある(税効果、減損など多くの見積もり項目*)ので、PERなどの指標で判断するのは好きではないんですが、明らかな割高です。
*見積もり項目とは将来の費用や利益などを見積もり、会計数値に反映させること
もちろんPERが高くても、その企業の成長率などが高ければ割安になります。

ユニクロは成長しているんでしょうか?有価証券報告書を見てみました。
以下、当期:2015年9月1日~2016年8月31日とし、前期:2014年9月1日~2015年8月31日とします。

ざーっと見て、個人的に気になった点は、次の通りです。
個人的な意見です。

  • 売上高は前期比で微増だが、営業利益、経常利益、純利益が減少。
    売上高は前期比+1050億円ですが、利益は△620億円です。利益は、前期の半分以下になっています。
  • 為替の感応度分析によると、為替はそれほど業績に影響しない
    キャッシュフローを固定させるため、為替予約というものを大幅にしている(要はヘッジ)ので、そこまでの影響はないようです。
    116円/ドルあたりの為替水準だと10億円超の利益が増えるぐらいで、当期の利益480億を考えると影響はほとんどありません。
  • ユニクロUSAがうまくいっていないため、減損が発生
    ユニクロUSAは前期も当期も減損損失が発生しています。
    米国で行う事業展開がうまくいっていない(損益が赤字)ため、米国事業で、新規に固定資産を取得する度に、減損を認識している?と個人的に思います。
    そういう面では米国の展開は心配ですね。
    会計上は利益が出た!となるかもしれませんが、それは固定資産などをすぐに減損して減価償却費の負担を少なくしているためであり、これでは実態が見えにくいところです。
    セグメント事業では、日本と海外事業、グローバルブランドのみで分けているため、こちらはこれ以上分析することはできません。
    海外は中国での売上が順調でしょうか。
  • 税効果(繰延税金資産)は全額を見込んでいない
    難しいと思いますが、ここ5年間ぐらいの将来に発生する課税所得(ここでは利益という意味で大丈夫です。)は、それほど楽観的ではないということです。
    将来イケイケどんどんとユニクロさん自身も思っていない、ということだけで大丈夫です。

うーん、ユニクロが成長しているのかどうかは、決算書からはわかりませんでした。
中国、USA、その他海外がうまく展開できれば希望は見えてくるかと思いますが、成長率を加味して(利益半減してるし、米国ユニクロ苦戦中)も株価指標的には、割高感は否めません。

~とここまで、年始に始まる前に書いてましたが、ユニクロ12月の国内売上について客数客単価が、前年比マイナスになり、非常に悪かったようですね。ユニクロの株価のマイナスが日経にもマイナスの影響を与えていますね。~

結局、日銀とマネーゲームか?

結局のところ、ユニクロの財務分析では割高と出ました。
ということは日経平均も割高か?というとそうとも言えません。ただ日経が下がる余地はいくらでもあるというのが私の意見です。
ユニクロの株価を半額まで落とせばいい!半額セールよくするし!ってそんな簡単じゃないかもしれませんが、日経を下げるための要因として、一理あるでしょうね。

ただ、割高でも上がるときは上がるんです。(バフェットさん、またチャンスを見逃してしまいました)
なぜユニクロの株価が割高でも買われるのか?というと株価は、短期間では地合いと材料で決まるからです!

地合いを左右しているのがマーケットメーカー日銀です。日銀買い占めの影響は大きいと考えてます。

値が下がるたびに、700億円以上買ってるなら全国民に700円ずつ配ったほうがいいぐらいですよ笑
この金融緩和の影響は、引き締めとともに必ずでるんじゃないでしょうか。
そこまで影響はないと当の日銀はいってますが。日経やTOPIXが下がっている場合など、日銀が買い占めるという前提があれば、他の投資家が先回りして買うのは心理的に普通ですから。

「日経が20,000円まで行った後に暴落する」と巷では言われています。まあそうなんでしょうね。20,000円は節目です。
ダウ平均も20,000ドルを目指しているんじゃないでしょうか。
ただいつまでもドル高を許すアメリカではないと思うので、円安の流れはどこかで止まるとは思います。
その時は要注意です。

結局のところ、私は「買い」ポジションを、暴落するまで見送りたいと考えています。(1月後半から2月ぐらい?わかりませんね笑)
外資のポジションみてても一月SQまでは、値を保つ感じでしょうか?まあ気長に待つのが一番ですね。

おまけ~株主は最強~

投資の本質は10年以上お付き合いできる企業の株を持つことです。
株主って経営者よりも権限あるわけです。一緒に会社と事業に参加するつもりで投資するのがベストですよ。
そういう目利きを育てる意味で、財務分析は必要だと思います。
赤字でも成長途中なら、投資の対象にするのは悪くないですし。




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