副業

確定申告の書き方を画面つきで紹介!~給料+アフィリエイト副業+医療費控除編~

確定申告の時期です。確定申告を自分でできるよう、確定申告の書き方(手順)を画面つきでご紹介します。
自分自身で所得税の確定申告をすることで、納税の意識が芽生えます。
納税の意識を持つことで、税金がどこに使われているかなど、日本の経済や政治に興味を持つことにつながれば幸いです。

今回は、下記の方を対象に確定申告の方法について説明します。

  • 2つの勤め先から給与をもらっている
  • 途中で退職し年末には勤めていなかった
  • 副業をしている
  • 医療費が10万円を超えており控除を使いたい

このような方を対象に、無料でできる確定申告作成コーナーを使って確定申告書の作成を紹介しています。

入力するまでの準備

①赤枠で囲っている、「申告書・決算書収支内訳書等 作成開始」をクリック

確定申告書作成コーナー

②電子申告は事前準備が必要なので、今回は紙で提出する方を選択します。「書面提出」をクリックします。

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事前準備については、各自ご確認ください。Internet Explorer 11しか使えないと書いてありますが、私はGoogle Chromeブラウザで行っています。
プリンターは接続していなくても、PDFとして保存できますので、後で印刷すればよいです。

③「所得税の確定申告書作成コーナー」の「所得税コーナーへ」をクリック

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④「左記以外の所得のある方(全ての所得対応)」をクリック。
ここで「給与・年金の方」でもいいんですが、あとから違う所得があったりすると厄介なので、ご自身で作成する方は、全員「全ての所得対応」でいいぐらいです。

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⑤提出方法選択は「確定申告書等を印刷して税務署に提出する。」を選択
生年月日等入力の箇所で「1.申告の種類」はチェックしないままにする。「2.生年月日」は記入。
下の「所得・所得控除等の入力フォームについて」のチェックはなしでOKです。


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⑥「収入金額・所得金額入力」から「給与所得」と「雑所得(その他)」が入力するところです。

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給与所得を入力する

⑦まずは「給与所得」をクリックすると下の画面が出てきます。
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勤務先からもらった「給与所得の源泉徴収票」を見ながら、まずは「支払金額、源泉徴収税額」を入力しましょう。社会保険料なども忘れずに入力してください。
配偶者がいるということを会社に申告していれば、配偶者も「有」となっていますが、申告していなければ、所得控除(後述します。)を入力するところで入力します。
同じように、生命保険料なども会社に申告していれば、「給与所得の源泉徴収票」に記載されていますが、申告していなければ、所得控除を入力するところで入力します。
ここでは、「給与所得の源泉徴収票」をそのまま転記すればOKです。

⑧「給与所得の源泉徴収票」の入力が終わるとすると、このような画面になります。

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「もう一件入力する」というところをクリックして、同じように二か所目の勤務先を入力しましょう。
年末までに退職し、お勤めをしていない方は、給与所得の入力は以上です。

⑨二か所目を入力すると、下の図のようになります。「次へ」をクリック。

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そうすると、2か所からの給与所得が入力されています。

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え?給料の合計と違う?!間違えている?と考える方もいらっしゃると思いますが、給与所得控除があるため、支払金額の合計とは一致しませんのでご安心を。
また訂正や内容確認をしたいときは、「訂正・内容確認」のボタンをクリックすれば、訂正ができます。

副業(アフィリエイト)の所得を入力する

➉次は、副業を入力しましょう。雑所得の「その他」を入力します。

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副業は、はやりのアフィリエイトとかグーグルアドセンスを例にしています。
ここで所得は発生主義(12月までに発生、確定した成果)で記入してください。原則として、現金主義(お金が振り込まれたときを基準にする)は給与収入のみです。
経費は、今回はサーバー代やドメイン代、アドセンスの関連書籍だけにしてみました。

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⑪雑所得まで入力すると所得は以下の画面になります。

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以上で、収入を記入するところは終了です。「入力終了(次へ)」ボタンをクリックしましょう。




所得控除を入力する

⑫所得控除を入力しましょう。給与を入力するところで社会保険料を入力していれば、社会保険料がそのまま転記されます。

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生命保険料控除なども給与のところで入力していれば反映されますが、会社が年末調整などをやっていない場合はご自身で入力することになります。
例年、10月末~11月ごろに、生命保険会社からきている資料をもとに入力していきます。
会社で年末調整を行っていない場合は、以下の所得控除に漏れがある可能性が高いので、確認したうえで適用できるのであれば入力してください。

  • 社会保険料控除(健保、年金など)
  • 小規模企業共済等掛金控除(小規模企業、401k)
  • 生命保険料控除
  • 地震保険料
  • 寄付金控除(ふるさと納税など)
  • 寡婦・寡夫控除
  • 障害者控除
  • 配偶者控除
  • 配偶者特別控除
  • 扶養控除

今回は、医療費控除の対象になった方向けに、医療費控除の入力について説明します。

医療費控除の入力

⑬医療費控除の「入力する」ボタンをクリックします。

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上の画面が出てきます。電子申告だと、領収書の添付を省略することもできます。ご自身で保存しておくということです。
そのため、電子申告であれば、医療費集計フォーム(エクセルです)から医療費集計フォームをダウンロードして入力するのが便利です。

今回は書面での提出なので、医療費の明細書をあらかじめ作成している方は「医療費の合計額のみ入力する」を選択、医療費の明細書を作成していない方は「医療を受けた人・病院ごとに入力する」を選択します。
おススメはエクセルなどでご自身で作成して「医療費の合計額のみ入力する」を選択することです。エクセルなどのほうが入力しやすい方向けですが。

いずれにせよ、税務署で領収書などを提出することになるのでどちらを選択しても大丈夫です。
ちなみに医療費の集計については、確定申告前にあらかじめ医療費がいくらかかったかは集計しておき、明細書と領収書を封筒か何かに入れておくとよいでしょう。
病院にいく公共交通機関やタクシー代なども集計しておいてください。領収書などを病院ごとにホッチキス止めしていると、集計しやすいかもしれませんね。
税務署には医療費の封筒が置いてありますが、封筒は厚めの封筒であれば、何でもいいです。100均とかで売っているものでもOKです。

「医療費の合計額のみ入力する」を選択すると、下の画面が出てきます。年間の家族にかかった医療費と保険金などで補填される金額を記入します。

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入力して次へをクリックすると下の画面が出てきます。

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これで次へをクリック。

所得控除の画面に戻り医療費控除が反映されていることを確認して「入力終了(次へ)」をクリック。

疲れましたね。休憩しましょうか。そんなときは、「入力データの一時保存」というボタンが一番下のところにありますので、クリックしてください。




税額控除を入力する

⑮所得控除が終わったら、税額控除を入力します。

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今回の事例では、税額控除はありませんので割愛します。「入力終了(次へ)」をクリックします。

計算結果を確認する

⑯計算結果を確認します。所得税もいくら納付すべきか書かれています。

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この画面から修正も可能です。誤りがないかこの画面で確認したうえで、下の方の「次へ」をクリックします。

住民税・事業税に関する事項の入力

⑰住民税・事業税に関する事項を入力したい方はクリックします。
16歳未満の扶養親族がいる方などもこちらで入力します。副業をやっており、住民税を自分で納付したい方もこちらで入力します。
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まずは、副業などの住民税の納付をどうするか?ですが、下の図の通りに「自分で納付」を選択します。

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これで会社にバレない? いえ、バレるときはバレます。
極論を言えば、バレて嫌な思いをしつつ会社に行くなら、転職したらいいわけです。
(努力していることを否定されるほど、嫌なことはありませんしね。最近は副業を認める会社もありますが、副業していると視点が広く持てていいと思います。もちろん副業しすぎて、就業中にサボることはダメです。)

それでも会社にバレたくない。という方は、ご自身の住所地にある税務事務所に電話や直接、交渉しておきましょう。
会社には、この副業分の納付書を送らないでくれと伝えるわけです。

住所・氏名等の入力

⑱住民税の入力が終わったら、次は住所・氏名の入力です。
こちらは各自の住所氏名などを入力するだけなので、割愛します。注意点としては、次の通りです。

  • 税金の還付の方は、ご自身名義の銀行口座を記入する必要あり
  • マイナンバーは記入しなくても印刷可能
  • 添付書類台紙に源泉徴収票と本人確認書類を貼付する
  • 医療費控除の明細は封筒に入れておく

マイナンバーは記入しなくても印刷可能なんですが、記入しない合理的な理由って何かありますか?
社会保障費や医療費の削減などに役立てばいいかなと思い、私は記入しています。
マイナンバー施行前から税務署は銀行口座の名寄せもできますしあまり変わりません。

印刷して税務署に提出しておしまいです!税務署提出の際は、本人確認書類(マイナンバーカードもしくは通知カードと免許証など)を忘れずに!



ストックビジネスとフロービジネス

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共働き貯金.comでは、貯金をするために有用な方法を紹介しています。

この記事では、副業で稼ぎたいという方や、起業で収入をアップしたいと考えている方に、二つの根本的なビジネスの仕組みを紹介します。
すなわちストックビジネスフロービジネスです。

フローがあるならストック、ストックがあるならフローというように、自分が持っていない部分を補うことで収入アップが見込めます。
会社員はフロービジネスと言われています。そのため、ストックビジネスとなるものを副業にしているだけで、うまくお金と付き合えるかもしれません。
また、ビジネスモデルを知ることで、安定的に収入を得ることができるストックビジネス型の企業に投資する際にも役立ちます。

ストックビジネスとは

ストックビジネス(ストック型ビジネス)とは、継続するビジネスという意味です。
一度でもお客さんとの取引が始まると、関係が続き、継続的な売上を上げることができるビジネスモデルです。
要するに、毎月、固定収入が入るようなビジネスです。「継続」がキーワードでしょうか。

継続して安定的な収入が得られますが、ビジネスが立ち上がるスピードは遅く、単価もそこまで高くないものも多いです。
最近のビジネスモデルは複雑で、一概にはいえませんが、具体的には

  • インフラ
  • 会費や顧問ビジネス
  • 資産運用(不動産や株式投資など)
  • アフィリエイトやアプリゲームなどのネットビジネス
  • 漫画やキャラクターの版権ビジネス

などが挙げられます。

この中で、個人が簡単に始められるとすれば、資産運用でしょうか。
ここでも資産所得が関係していますね。(資産所得については、会計士が教えるお金との付き合い方~平均のワナと資産所得も参考ください。)
資産所得はリスクもありますが、「お金との付き合い」の幅を広げることもできるわけです。

フロービジネスとは

フロービジネスとは単発、スポットで終わるビジネスという意味です。
一度の取引でお客さんとの関係が終わってしまい、継続的な売上を上げることができないビジネスモデルです。
要するに、一回での取引で収入が入るようなビジネスです。「単発、スポット」がキーワードでしょうか。

ストックビジネスと比較して、ビジネスのスピードも早く、単価も高いことも多いですが、収入は継続して得ることはできません。

会社員は、どちらかといえば、フロービジネスに近いと言われています。
勤務している会社へ労働を提供し、給料を得ているというプロセスを考えてみましょう。
一旦、労働の提供を辞めたら、給料を得られないという意味でフロービジネスです。

最近のビジネスモデルは複雑で、一概にはいえませんが、フロービジネスを具体的に挙げると

  • 小売業
  • 飲食業
  • ネット物販
  • 建設業
  • 製造業
  • コンサル業(単発のもの)

といったものがあります。

まとめ

会社員の方であれば、副業でストック型のビジネスを選択することで、フロービジネスとストックビジネスの両方をいいとこ取りできるわけです。
給料で収入を得つつ、ストックビジネスの立ち上がりを待つことができます。ストックビジネスがいったん立ち上がれば、安定的に収入を確保することも可能です。
また、株式投資の際も、安定的な業績になりやすいストック型の企業に投資することも賢い選択かもしれません。




正確に理解してる?プロが教える副業に関する税金

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副業で副収入を得る

共働き貯金.comでは、貯金をするために、有用な方法を紹介しています。
今回は、税金の専門家である税理士が「副業」の税金の仕組みについてご紹介します。

おまけですが、税務署の「所得把握力」というものも紹介していきます。
会社員であれば、会社に勤務(本業)しながら、「副業」によって稼げるなら、収入アップが見込めます。
安定した環境にいながら、副収入を得られる、最高の環境です。

でも、いい面ばかりではありません。本業をおろそかにすることの「リスク」も考慮しておいたほうがいいと思います。
本業あっての副業ですから。

副業ビジネス

副業は色々ありますね。副業特集なんて記事が雑誌などで取り上げられています。
副業といっても様々な種類があります。

  • ネットで稼ぐ(事業所得か雑所得)
  • 株やFXの投資で稼ぐ(源泉分離課税か雑所得の分離課税)
  • クラウドソーシングのような募集型の在宅ワーク系で稼ぐ(事業所得か雑所得)
  • せどり系(モノを安く買って高く売る)で稼ぐ(事業所得か雑所得)
  • アルバイトなどで稼ぐ(給与所得)
  • アパート経営で稼ぐ(不動産所得)

最近では、民泊やカーシェアリングで稼ぐなどもあり、全てを紹介できないのでこの辺りで。
今や「副業」はビジネスとして成立しているのかもしれません。副業が本業になっている方もいらっしゃると思います。

副業税制

ここでは、会社員の方を対象にお話しします。
多少のことなら、税務署にバレないと考えている方もいらっしゃるかもしれません。そんなあなたが思っている以上に、調べてきます。
そういう背景についても、紹介できればと思います。

一般的には、本業で年末調整をしている会社員は、「給与所得や退職所得以外の所得が20万円以下であれば、確定申告をする必要はない」と言われています。

注意点は

  • 副業がアルバイトなどの給与所得となるものは確定申告する必要あり
  • 確定申告した場合は、20万円以下のものでも、確定申告書に記入する必要あり
  • 住民税の確定申告はする必要あり

では詳しくみていきましょう。ここで、税務署の所得把握力についても、説明します。

副業が給与所得となるもの

副業の収入源がアルバイトなどで給与所得となる場合、20万円以下であっても確定申告をする必要があります。
正社員としてA社に勤務し、治験アルバイトをB社でしたような場合、20万円以下であっても課税対象となります。コンビニバイトでもそうです。
2箇所以上からもらう給与は、合算して確定申告する必要があります。

これは、年末調整をしてくれる会社は本業の会社(A社)だけだからです。
あなたがもらうA社からの給料は、A社しか把握していません。B社は、あなたがもらうB社の給料しか把握できません。

税務署の所得把握力~安心してください、把握してますよ

副業なんて、そんなに収入ないから確定申告なんてしなくていいんじゃ?
どうして他でアルバイトしているってわかるの?税務署はどうやって把握しているの?
こんな疑問がでてきますよね。

それは給料を支払っている会社が法定調書というものを提出しているからです。
年収500万以上場合は税務署に、年収500万未満の場合は市町村に提出されます。

法定調書というは、ここでは給料額面などが書いてある程度の理解で大丈夫です。
たとえ、年収が5万でも10万でも市町村には、法定調書というものが提出されます。

市町村に提出された法定調書は、税務署がいつでも見ることができます。
だから国税庁は毎年、給与所得の統計(こちらを参照ください。)を出すことができるわけです。

平均415万とか。あの民間給与実態の統計は、サンプルの精度が非常に高いです。

申告したほうが結局有利

ちなみにですが、給与所得の場合、源泉徴収税というものを差し引かれて支給されます。(いわゆる手取りです。)
そのため、2箇所以上からもらう給与は、合算して申告したほうが、還付される税金も多くなる可能性もあります。

申告は面倒ですが、一回やって見ると意外と簡単です。所得税確定申告書等作成コーナーで検索検索!

確定申告書を提出した場合

20万円以下なら、確定申告する必要がないといって、申告しない人が多いですが、これは誤りです。
確定申告が不要なのは、給与所得者(会社員)で20万以下、かつ副業が給与所得以外のものです。

自営業などは、原則毎年確定申告するので、20万以下の所得でも申告する必要があります。
また、給与所得者(会社員)で、例えばネットの収入が20万以下の所得であっても、ローン控除や、医療費控除などを適用したくて確定申告をした場合は、記入する必要があります。

細かいことで、忘れそうですね。20万以下の所得ですから、20万の収入(売上)ではありません。
5万円ぐらいのネットでの収入であれば、ネット環境やドメイン代などの経費で、所得がゼロになることもあると思いますが、念のため領収書などはとっておきましょう。(5万の売上でも、所得が出ることもあります。)

20万以下であれば、収入に入れなくてもいいやではなく、確定申告する場合は、原則として副業も確定申告する必要があります。
あと今までのお話は、所得税のお話です。

住民税の確定申告(お住まいの市町村の税務事務所へ提出)は必要なので、忘れずに申告ください。
(本当にやっている人がいるかどうかはわかりませんが、、、原則は住民税の確定申告をする必要があります。)

まとめ

小さな金額でも副業での副収入があればうれしいものです。
稼げば税金が発生します。副業での税金も知り、しっかり対策することも必要です。
「所得が20万以下であれば、確定申告は必要ない」という誤った認識を持たれている方も多いと思います。
「会社員(給与所得者)で、副業(給与所得以外)の所得が20万以下であれば、税務署への確定申告は必要ない」という正しい認識をもって対策しましょう。