財務分析

ビックカメラの株主優待のオトクなからくりと優待継続可能性は?

ビックカメラ株主優待

ビックカメラの株主優待をいただきました。2017年2月権利日の株主優待です。
この記事では、ビックカメラの株主優待のオトクなからくりと優待継続可能性をご紹介しています。

ビックカメラの株主優待のからくり

ビックカメラの株主優待券は次の通りです。(出典:ビックカメラのHP)

優待制度 基準日 所有株式数
100株
以上
500株
未満
500株
以上
1,000株
未満
1,000株
以上
10,000株
未満
10,000株
以上
所有株式数
に応じた株主優待制度
2月末日 2,000円
(2枚)
3,000円
(3枚)
5,000円
(5枚)
25,000円
(25枚)
8月末日 1,000円
(1枚)
2,000円
(2枚)
5,000円
(5枚)
25,000円
(25枚)
保有期間
に応じた株主優待制度
8月末日 1年以上2年未満継続保有(100株以上)
※半期ベースの株主名簿に連続3・4回記載
1,000円
(1枚)
2年以上継続保有(100株以上)
※半期ベースの株主名簿に連続5回記載
2,000円
(2枚)

期限のからくり

年二回優待があるビックカメラでは、優待権利日と自宅に届く日の関係は次の通りになってます。

  • 2月権利日の優待が5月中頃に届き11月末の期限日
  • 8月権利日の優待が11月中頃に届き5月末の期限日

要するに

  • 前回届いた優待券の期限が5月末
  • 5月中旬に新しい優待券が手に入る

この仕組みを利用すれば、前回の優待券と合わせてお買い物できるわけです。

次回の優待を例にとると、

  1. 2017年11月末が期限の株主優待券(今回入手した優待券)
  2. 次回2017年8月28日の権利日に、ビックカメラの株を持ち越すともらえる予定の株主優待券

この2つの優待券が、11月末までは、ダブルで使うことができます。

もしビックカメラの株を1000株持っていれば、半期で5000円の優待券がゲットできます。
そのため、5000円+5000円=1万円のお買い物でも11月中頃から11月末までは無料になるんです。
高額なものでも手を出しやすくなりますね!
あまり買いたいものがないという方には、半年ほど温めておいてドカンと大きい買い物をするのも一興かなと思います。

他の優待券のからくり

ビックカメラの子会社であるBS11の株主優待でも優待券がもらえます。
ビックカメラの株主優待券と併用できるので、さらに割引額があがります。

(ちなみにビックカメラの別の子会社であるコジマの株主優待券は、2000円以上で購入で500円の値引きができる株主優待券であり、割愛させていただきました。)

迷ったときは?

私は優待が来たらiPhone7のカバーを買う予定でいたので、速攻使用します笑
迷ったときは、必ず使いそうなスマホ関連などの消耗品を買うのがいいかもしれません。
充電コードとかイヤホンとかもアリですね。

ビックカメラの優待が改悪される可能性は?

最近、株主優待の改悪や廃止なども目立っています。
株主還元を、配当+自社株買いで行う海外との足並みを揃える意図もあるかもしれません。

そのため、ビックカメラも今後、株主優待の制度が廃止されるか改悪される可能性もあります。
将来のことなので、どうなるかわかりませんが、今のところ決算書を見る限り、財政状態をそれほど圧迫しているわけではないので大丈夫かな?と思います。
(ビックカメラの場合は、ポイント引当金に株主優待券も計上しているようです。)

※株式投資は自己責任で、お願いします。




こちらも参考にどうぞ。

【2016年8月】ビックカメラからの株主優待~タダどりのススメ

サンリオ【8136】の決算短信を分析をしてみた【2017年3Q】

サンリオ

私はサンリオの株主なんですが、第三四半期の決算発表から売られているので、握力を高めようと決算短信を見てみました。
ざっとみた感想は次の通りです。あくまで個人的な感想ですし、厳しい目で見ています。

3つの雑感

まずは3つ、感想を記載します。

配当性向が高すぎる

2017年3月期(2016年4月から2017年3月の1年間)の予算(着地予想)でも1株当たり当期純利益(a)は94.29円となっています。
このうち、1株当たり配当額(b)で80円を支払う予定としているので、配当性向は約85%(b÷a×100)となり、サンリオが行う新規の投資は厳しくなると考えられます。
また、サンリオの場合、株主優待も行うわけで、その引当額は54百万円であり、1株当たりの影響額は1円もありませんが、一応コストはかかっているという認識でいたほうがいいかと。

予算達成は厳しいかも

2017年の1月から3月の売上については、特に真夏のアイスなどのように季節的な影響で売上が爆発的に増加することは考えられにくいです。
売上が前年2016年の1月から3月と同額しか伸びないと仮定すれば、売上予算の達成は厳しいものと考えられます。
利益についてはコストカットなどの施策により、達成可能な水準かもしれません。

海外事業の伸び悩み(特に欧州と北米)

海外は軒並み厳しい状況となっていますね。
欧州と北米については赤字が出ているんですよね。来期も赤字が出れば、欧州事業と北米事業については、減損の対象になるかもしれないので要注意です。
減損になったら、利益は結構下がりますからね。そこで、株価がドカッと下がるので、そこでナンピンしましょうか。それまでキャッシュを貯めておきます。
欧州も景気がよろしくないようです。日本も個人消費が減っていますし、、、株価は金融緩和の影響か好景気ですが。

株価はどうなの?

まず来期の2018年3月期の配当は、減額になる可能性は高いものと判断しています。株価は2018年3月期を織り込みにいっているんじゃないでしょうか。
2017年3月期の配当が、利益に比べて高すぎるんでしょうね。
2017年3月期は、法人税等の還付金が入っています。税引後利益から配当するので、今後、2017年度の売上水準で推移すると減配は避けられません。
なんで現状は利回りが高く出ていますが、利回りも妥当な水準に落ち着くかもしれませんね。

今後のサンリオの事業展開

厳しい視点で見ましたが、利益は出ており、ロイヤリティなどのストックビジネスなので問題はないでしょう。
社長問題なども株価に影響を与えているのかもしれません。
今後のサンリオの事業展開に期待です。
あっ私は売りませんよ。例え配当が0円でも優待がなくなるまでは、売りません。

私はあんまりしませんが、最近だと貸株もあります。(貸株は株価下落要因にもなるので、私はあまりしません。)
貸株金利は0.1%とかですが、銀行利息に比べるとずっと高いです。
雑所得扱いなんで、20万以下の雑所得なら、所得税の確定申告の必要もないですし、会社員にはいいかもしれません。
貸株については、またの機会に書きたいと思います。




ユニクロの財務分析で日経平均の割高割安を判断してみた

株価チャート

2017年です!年初の日経平均は、上がっていますね。日銀による日経平均・TOPIX連動ETFの購入や、トランプ相場で上がり調子です。
ところで今の日経平均は割高なんでしょうか?割安なんでしょうか?
日経平均は大まかには、ユニクロ(正式名称:ファーストリテイリング 銘柄コード9983)の価格推移で把握できます。日経平均に占めるユニクロの構成割合は2016年末時点で8.4%です。
そのため日経平均はユニクロ指数とも揶揄されます。そこで、ユニクロの財務分析をすることで日経平均の割高割安を判断してみます。
投資は自己責任です。私も外れることが多いですので参考程度に。

株〇とかいろいろとサイトはありますが、私はあまり財務のハイライトは見ません。決算書を見に行きます。決算書関係で見るポイントが別のところにあるからです。
財務分析などの見方については、また別の記事で紹介したいと思います。(未来が見える神様ではないので株価の動きはわかりません笑)

財務はあくまで過去の数字ですが、長期で保有する場合は必要な分析でしょうか。
(株価の影響を受けやすい順番は、材料(思惑)>地合い>財務ですかね。長期では割安水準の株価は訂正され、あがっていきますが。)

ユニクロの財務分析

Yahoo!ファイナンスによると、2016年12月30日現在のユニクロの株価指標はPER42.65倍、PBR7.42倍です。
PERとは株価÷一株当たり利益です。小さいほうが割安です。日経のPERは16倍ぐらいが過去の平均でしょうか。
PBRは株価÷一株当たり株主資本です。小さいほうが割安です。日経PBRは1.2倍ぐらいが過去の平均でしょうか。

会計数字にはマジックが色々とある(税効果、減損など多くの見積もり項目*)ので、PERなどの指標で判断するのは好きではないんですが、明らかな割高です。
*見積もり項目とは将来の費用や利益などを見積もり、会計数値に反映させること
もちろんPERが高くても、その企業の成長率などが高ければ割安になります。

ユニクロは成長しているんでしょうか?有価証券報告書を見てみました。
以下、当期:2015年9月1日~2016年8月31日とし、前期:2014年9月1日~2015年8月31日とします。

ざーっと見て、個人的に気になった点は、次の通りです。
個人的な意見です。

  • 売上高は前期比で微増だが、営業利益、経常利益、純利益が減少。
    売上高は前期比+1050億円ですが、利益は△620億円です。利益は、前期の半分以下になっています。
  • 為替の感応度分析によると、為替はそれほど業績に影響しない
    キャッシュフローを固定させるため、為替予約というものを大幅にしている(要はヘッジ)ので、そこまでの影響はないようです。
    116円/ドルあたりの為替水準だと10億円超の利益が増えるぐらいで、当期の利益480億を考えると影響はほとんどありません。
  • ユニクロUSAがうまくいっていないため、減損が発生
    ユニクロUSAは前期も当期も減損損失が発生しています。
    米国で行う事業展開がうまくいっていない(損益が赤字)ため、米国事業で、新規に固定資産を取得する度に、減損を認識している?と個人的に思います。
    そういう面では米国の展開は心配ですね。
    会計上は利益が出た!となるかもしれませんが、それは固定資産などをすぐに減損して減価償却費の負担を少なくしているためであり、これでは実態が見えにくいところです。
    セグメント事業では、日本と海外事業、グローバルブランドのみで分けているため、こちらはこれ以上分析することはできません。
    海外は中国での売上が順調でしょうか。
  • 税効果(繰延税金資産)は全額を見込んでいない
    難しいと思いますが、ここ5年間ぐらいの将来に発生する課税所得(ここでは利益という意味で大丈夫です。)は、それほど楽観的ではないということです。
    将来イケイケどんどんとユニクロさん自身も思っていない、ということだけで大丈夫です。

うーん、ユニクロが成長しているのかどうかは、決算書からはわかりませんでした。
中国、USA、その他海外がうまく展開できれば希望は見えてくるかと思いますが、成長率を加味して(利益半減してるし、米国ユニクロ苦戦中)も株価指標的には、割高感は否めません。

~とここまで、年始に始まる前に書いてましたが、ユニクロ12月の国内売上について客数客単価が、前年比マイナスになり、非常に悪かったようですね。ユニクロの株価のマイナスが日経にもマイナスの影響を与えていますね。~

結局、日銀とマネーゲームか?

結局のところ、ユニクロの財務分析では割高と出ました。
ということは日経平均も割高か?というとそうとも言えません。ただ日経が下がる余地はいくらでもあるというのが私の意見です。
ユニクロの株価を半額まで落とせばいい!半額セールよくするし!ってそんな簡単じゃないかもしれませんが、日経を下げるための要因として、一理あるでしょうね。

ただ、割高でも上がるときは上がるんです。(バフェットさん、またチャンスを見逃してしまいました)
なぜユニクロの株価が割高でも買われるのか?というと株価は、短期間では地合いと材料で決まるからです!

地合いを左右しているのがマーケットメーカー日銀です。日銀買い占めの影響は大きいと考えてます。

値が下がるたびに、700億円以上買ってるなら全国民に700円ずつ配ったほうがいいぐらいですよ笑
この金融緩和の影響は、引き締めとともに必ずでるんじゃないでしょうか。
そこまで影響はないと当の日銀はいってますが。日経やTOPIXが下がっている場合など、日銀が買い占めるという前提があれば、他の投資家が先回りして買うのは心理的に普通ですから。

「日経が20,000円まで行った後に暴落する」と巷では言われています。まあそうなんでしょうね。20,000円は節目です。
ダウ平均も20,000ドルを目指しているんじゃないでしょうか。
ただいつまでもドル高を許すアメリカではないと思うので、円安の流れはどこかで止まるとは思います。
その時は要注意です。

結局のところ、私は「買い」ポジションを、暴落するまで見送りたいと考えています。(1月後半から2月ぐらい?わかりませんね笑)
外資のポジションみてても一月SQまでは、値を保つ感じでしょうか?まあ気長に待つのが一番ですね。

おまけ~株主は最強~

投資の本質は10年以上お付き合いできる企業の株を持つことです。
株主って経営者よりも権限あるわけです。一緒に会社と事業に参加するつもりで投資するのがベストですよ。
そういう目利きを育てる意味で、財務分析は必要だと思います。
赤字でも成長途中なら、投資の対象にするのは悪くないですし。