あなたは、何のために貯金1000万を目指しますか?
何かの目標のために貯金をすることは大切です。
今回紹介する理想支出額などは、キツめの設定ですが、若いうちは貯金したお金を全額、自己投資に支出してもいいでしょう。
アメリカでは「Paying yourself first」(まず自分に投資せよ)と言われています。
大切なのは、貯金を実際にすることで、若いうちや今からでも貯金をする習慣や考えを身につけることです。
年収別貯金額や固定費~専業主婦世帯・1人世帯編~
専業主婦を持つご家庭や1人世帯の方に向けて、年収別(200万から1500万まで)に、手取り*、貯金の目安、毎月の理想支出額(手取り-貯金)、理想固定費を紹介しています。
*手取り(表では「手取」)は、給料額面から社会保険料(介護保険なし)と税金を概算計上した額です。
年収 | 年間手取収入 | 月間手取収入 | 年間目標貯金額 | 月間目標貯金額 | 月間理想支出額 | 月間理想固定費 |
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2,000,000 | 1,626,000 | 135,500 | 162,600 | 13,550 | 121,950 | 85,365 |
3,000,000 | 2,401,000 | 200,000 | 240,000 | 20,000 | 180,000 | 126,000 |
4,000,000 | 3,170,000 | 264,100 | 360,000 | 30,000 | 234,100 | 163,870 |
5,000,000 | 3,906,000 | 325,500 | 600,000 | 50,000 | 275,500 | 192,850 |
6,000,000 | 4,632,000 | 386,000 | 960000 | 80,000 | 306,000 | 214,200 |
7,000,000 | 5,299,000 | 441,500 | 1,140,000 | 95,000 | 346,500 | 242,550 |
8,000,000 | 5,962,000 | 496,800 | 1,192,320 | 105,000 | 391,800 | 274,260 |
9,000,000 | 6,654,000 | 554,500 | 1,560,000 | 130,000 | 424,500 | 297,150 |
10,000,000 | 7,345,000 | 612,000 | 1,704,000 | 142,000 | 470,000 | 329,000 |
11,0000,00 | 7,995,000 | 666,200 | 2,004,000 | 167,000 | 499,200 | 349,440 |
12,000,000 | 8,627,000 | 718,900 | 2,160,000 | 180,000 | 538,900 | 377,230 |
13,000,000 | 9,230,000 | 769,100 | 2,400,000 | 200,000 | 569,100 | 398,370 |
14,000,000 | 9,800,000 | 816,600 | 2,449,800 | 204,150 | 606,600 | 424,620 |
15,000,000 | 10,300,000 | 858,300 | 2,574,900 | 214,575 | 638,300 | 446,810 |
支出額=固定費+変動費です。
- 固定費・・・住居費、教育費、保険料、自動車、通信費、光熱費、美容代、クレジットカードの会費など。生活する上で、定期的に一定額発生するコスト。自分で値段をコントロールすることが難しいコスト。
- 変動費・・・食費、日用品代、被服費、お小遣い、趣味娯楽費、交通費、交際費、旅行代、習い事代など。自分の行動や選択で支出が変わる、毎月一定ではないコスト。自分でコントロールがしやすいコスト。
固定費の設定金額は、理想の家計の固定費と変動費の割合7:3に基づいています。
お金が貯まる家計にするためには、固定費を減らすことが一番です。
変動費は自分の裁量で使えるわけで、お金があまれば、自分のご褒美に使っていいわけです。
その分、固定費については非常に厳し目に設定しています。
固定費削減についてはこちらの記事も参考にしてください。
難しいのが教育費でしょうか。子供の将来の投資も兼ねていると思いますが、上限額などの基準を考えたほうがいいと思います。
確かに若さは財産で、可能性は無限大にありますが、本人にやる気がない部分は「選択と集中」でやめさせる勇気も必要です。
結局は子供のやる気次第です。学ぶのは大人になってからでも遅くありません。
もちろん、各家庭の事情と教育方針次第でしょう。
大学はお金がかかりますが、それでも授業料全額を奨学金にあてることも可能です。(私立医学部除く)
東大や京大などの国立は、所得の低い親を持つ子供の学費を無料にしています。
常に時代は変わっていますので、今までの常識が通じないことはたくさんあると思います。
常識を常に疑いましょう。
目標貯金について
目標貯金額は少しハードです。くれぐれも、自分の健康や周りの迷惑も考えたうえで、貯金1000万を達成してください。
収入アップを狙う
貯金1000万までかかる年数は、目安として、年収400万だと年間36万円の貯金なので27年ぐらいかかります。
年収500万になると生活に余裕ができ、年間60万円の貯金なので、16年ぐらいですみます。
節約も考慮しつつ、給料アップも目指しましょう。まずは、年収500万基準を目指しましょう。
そのためには、①給料アップ ②投資で稼ぐ ③独立、副業etc…が必要です。
何かしら、収入アップの方法が必要です。
①給料アップ
給料は会社が決めるので難しいかもしれませんが、給料アップにつなげるための自己投資は必要です。
やみくもな自己投資でなく、自分の仕事に関係のある資格をとる、転職を考えるなどの戦略も大切です。
②投資で稼ぐ
「金融投資」は自己投資などと違って、やるのは簡単ですが、損をするリスクがあります。
自己投資も金融投資も、短期間で右往左往せず、長い目でみてコツコツとやっていくのがいいと思います。
長期的に戦略を考えていきましょう。
投資先を選択する基本は、その会社の「事業・経営」に参加したいか否か!です。
③独立、副業
独立すると、収入アップになる可能性は高くなります。
会社では、自分の年収の3倍以上は少なくとも稼げ(貢献しろ)と言われることがあります。
裏を返せば、年収の2倍は会社に労働力をとられているわけです。(その分、会社のカンバンが使えたり、業務に専念できたり、有給休暇などの福利厚生メリットはありますよ。)
そのため、独立して上手くいけば、少なくとも会社員時代の労働で3倍稼げる可能性もあるわけです。
上手く時間を調整して会社員3分の1の労働で、今の年収を稼げるわけです。
こんな感じで、独立すると収入があがりやすくなる可能性は高くなります。
ただ巷にあふれているような、自由で簡単に三か月で月収100万?!なんてほとんど嘘!だと思います。
(本当でも、月収100万、利益10万とかかもしれませんし。)
利益10万でも仕事が楽しくやれれば十分アリかと思いますが、結局大切なのは、コツコツと努力することです。
副業をしつつ、その分野で独立を目指すのはリスクが少なくて良いでしょうが、「何かを捨てなければ何かを得られない」というのが世の常です。
本気になるなら、安定したサラリーマンという地位を捨てる勇気も必要かもしれませんね。
無理しないで貯金の概念を広くもつ
気を付けていただきたいのが、無理をして貯金をしすぎても、目的がなければ意味をなさないということです。
最近は老後のためや万が一のために貯金するという人が多いでしょうか。
そういった目的も大切ですが、漠然としていますよね。
具体的に、何かを成し遂げるため、何かに使うために貯金するのもいいと思います。
また、ここでいう「貯金」には、普通預金以外の金融資産も含んでいます。
「とにかく、普通預金の通帳の口座残高を1000万にする!」と意気込まなくても、株や401kなどを含んだ金融資産が500万、普通預金や定期預金の残高が500万でもいいわけです。柔軟な視点で考えてください。
何も「円」で持っておく必要はありませんので。外貨でもいいわけです。リスクがありますが、株や投資などでもいいわけです。
長期的に考えるなら、金融資産で1000万!でいいんじゃないでしょうか。
(その方が、長期的なインフレリスクなどの外部要因の影響を受けにくいです。)
給料以外の収入アップは、お金に働いてもらう(=投資する)。これは重要です。収入源を複数に増やすという意味で、非常に大切な考え方です。
もちろん、すぐに使うお金は投資せずに普通預金口座に入れておく必要があります。