お金を借りたい

先日、オーナーズブック(OwnersBook)の「クラウドファンディングセミナー」に行ってきました。
初心者コースと経験者コースがありますが、私が参加したのは経験者コースの方です。

今回は、「オーナーズブックからお金を借りる企業は、どういう理由、用途でそうしているのか?」を紹介したいと思います。
借り手の気持ちを知ることで、投資をする上でヒントになるかもしれません。

今回の記事は、経験者向けコースなだけあって、以前の記事より高度な内容が含まれています。
初心者の方は、まずは以前の記事からご覧ください。

オーナーズブックの借り手がお金を借りる理由

借り手がオーナーズブックからお金を借りる理由は主に次の2つです。

  1. マンションデベロッパーの開発資金のため
  2. 担保余力が回復した際の追加借り入れのため

1. マンションデベロッパーの開発資金

不動産会社がマンションを建てるときに必要なお金をオーナーズブックから借りるケースです。
(マンションデベロッパーとは、マンションを建てて売る会社です。大手だと三井不動産レジデンシャル、三菱地所レジデンスなどです。このような大手はオーナーズブックからお金を借りることはないと思いますが。)
不動産会社は、まず土地を担保にして銀行からお金を借ります。
しかし、建物が完成して不動産価値が上がっても、銀行は追加融資をしてくれません。
そのため、お金に困ることがあります。

「お金が足りないなら完成したマンションを売ればいいんじゃないか?」
あるいは、「完成する前に売ればいいんじゃないか?」と思うかもしれませんが、
テナント(入居者)が入る前にマンションを売ろうとすると販売価格が安くなりがちです。
だから、デベロッパーはなるべく人を入居させてから販売したがります。
そこで、マンションが売れるまでのお金を、オーナーズブックから借りるというわけです。

このケースだと、マンションが想定より早く売れた場合などには、早期償還が発生します。
早期償還というのは、予定日よりも早く投資家にお金が返ってくることです。
期間が短いので、投資家がもらえる分配金は減ります。

2. 担保余力が回復した際の追加借り入れ

不動産会社は、基本的にお金が手元にたくさんある方が良いと考えています。
その方がビジネスチャンスをつかみやすいからです。たとえ、それが借金であったとしてもです。

銀行から借りたローンの返済が進むと、担保の価値に比べてローン残高が減っていきます。
すると、借り手の不動産会社は、その担保を使って追加で融資してくれないかと銀行に頼むわけです。

しかし、担保に余裕ができても、銀行は追加で貸してくれないことが多いです。
この辺り、銀行は融通が利きません。
かといって、他の銀行から追加で借りるのは、既に借りている銀行との信頼関係もあるので難しいです。
次回から貸してくれなくなるかもしれません。

最初に貸してくれるときは金利が安いですが、貸さないとなったら徹底的に貸さないのが日本の銀行なんですね。
そこで、オーナーズブックのようなソーシャルレンディング事業者にお金を借りることになります。

使い道を見抜くには?

さて、あなたがオーナーズブックで投資しようとしている案件は
上記のどちらにあたるのでしょうか?

残念ながら、これは推測するしかありません。
なぜなら、オーナーズブックは借り手に資金の使い道のヒアリングは行うものの、
実際にどのように使われるかを制限できないからです。

おわりに

今回は、不動産会社がオーナーズブックでお金を借りる理由を2つ紹介しました。
オーナーズブックの案件紹介を見て、借り手企業のお金の使い道を想像してみるのもいいかもしれません。

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