自営×共働き×法人=役員報酬500万×2人で所得税率5%を目指す

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る
事業

自営業の方は必見です。
個人事業で法人成りをした方、もしくは法人を設立した方、役員報酬の金額設定って難しくありませんか?
毎月同額にしなければいけませんし、法定福利費(社会保険)なども毎年のようにあがっていて資金繰りも気になります。

どれぐらいにすればいいの?と疑問をお持ちの方もいらっしゃると思いますが、今回は、共働き世帯に、非常に節税効果が高い役員報酬の設定額をご紹介します。
(もちろん、片働きでもおススメです。ただし、節税は所得分散が一番効果を発揮するので、配偶者が会社員の場合は辞めてこちらの事業に専念してもらう選択肢もあります。)

役員報酬500万の理由

毎年安定的に役員報酬を除き1000万~2000万ぐらいの利益が発生している会社を考えてみましょう。
個人所得税や法人税などを勘案すると、役員報酬の最適解は500万です。
夫婦揃って法人の役員であれば、500万×2人です。1人に1000万、1人にゼロ円の報酬にしないでください。

なぜ役員報酬500万(毎月42万)なんでしょうか?まず、500万であれば給与所得控除後の所得が346万で、社会保険料が70万弱です。
所得は、給与所得346万-社会保険料70万-基礎控除38万=238万となりますが、ここで小規模企業共済を年間45万円ほど使います。

そうすると所得は238万円-小規模企業共済45万=193万円となり、所得税率5%の水準で収まります。(195万以下は所得税率5%)

これをお二人で行います。その結果、お二人とも所得が195万円以下となり、所得税率は5%となります。
住民税10%とあわせても個人負担の税金は15%となります。

小規模企業共済はおススメです。20年間掛けないと元本割れします(死亡など除く)が、生命保険や貯金と同じような感覚でお二人で45万×2人=90万円貯金していると同じような結果となります。(掛金は無担保無保証で借入することも可能です。)

また受取時には、退職所得控除が使えます。
25年間45万の小規模企業共済を掛けていれば、掛金は合計1125万となります。25年であれば退職所得控除は1150万なので、無税となります。

さらに、小規模企業共済は401kのように口座維持手数料などを取られることもありません。
と、、、非常にいい制度なんですが、小規模企業共済の掛金は年間84万円が上限となっているので、月7万円の掛金が限度ということは把握しておいてください。。

小規模企業共済で所得控除を図り、それぞれの年収を同水準にして所得分散を図ることで最低税率にする。
つまりお二人とも所得税+住民税を15%や20%の範囲に所得を抑えるのがポイントとなります。
役員報酬を決める際は参考になさってください。

法人の税率は?

中小法人では、所得800万円までは軽減税率となっており、15%(平成29年4月1日開始事業年度から19%)です。
通常の税率(800万を超える部分)は23.4%(平成30年4月1日開始事業年度からは23.2%)になります。

軽減税率を使うと実効税率*は、25%以下となるので、まずは800万以下に所得を抑えるようにしましょう。
役員報酬が500万であれば、(役員報酬500万+社会保険料法人負担分70万)×2人=1140万が利益から引けます。
そのため、役員報酬などを控除する前の利益が2000万円であれば、所得を800万ぐらいに抑えることができます。
*実効税率とは、所得(≒利益)に占める税金の負担率です。

個人と法人を合わせた税金は?

  • 個人の税金
    役員報酬500万で税率15%となり税金は安くなります。
    所得税と住民税合わせた税金は19万×2人で38万円となります。
  • 法人の税金
    所得800万の税金を試算してみると法人税等125万+住民税等22万+事業税49万=196万となり、実効税率は24.6%となっています。

これが、もし一人で役員報酬1000万だったらどれぐらい税金がかかるでしょうか。
法人の税金は、500万×2人だろうが1000万×1人だろうがほとんどかわりません。
個人の税金は、小規模企業共済45万円を掛けていたとしても、約133万円となり、500万×2人と比べて95万円ほど個人の納税額に差が出てしまいます。

500万×2人で所得税率5%を目指してください。
自営でよかったと思える瞬間がそこにあります。(その分、リスクも多いです。)

法人設立のご相談は、お問い合わせまで。




  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*