クラウドファンディングとは、インターネット等を通じて、不特定多数の人からお金を集める仕組みです。
クラウド(crowd 群衆)+ファンディング(funding 資金調達)が語源になります。
クラウドファンディングは次の5種類に分けることができます。
- 寄付型
- 購入型
- 貸付型(融資型)
- ファンド型
- 株式投資型
それぞれ、順に説明していきます。
寄付型
寄付型は寄付金を集める仕組みです。
主に、社会貢献を目的としており、出資を行っても金銭的なリターンはありませんし、商品やサービスももらえません。
購入型
購入型も金銭的な利益を目的としませんが、自分が共感するプロジェクトに資金を出資することで、完成した商品やサービスを得られる仕組みです。
例えば「こんなアイデアを思いついたから製品化したいけど、お金が足りない」といったプロジェクトを応援したい人がお金を出資します。
出資する見返りに、完成した製品をいち早くもらえたりといった特典があります。
世間でクラウドファンディングといった場合は、この購入型を指すことが多いようです。
代表例としては、米国におけるKickstarter(キックスターター)があり、日本においてはCAMPFIRE(キャンプファイヤー)やReadyfor(レディーフォー)があります。
貸付型(融資型)
貸付型はいわゆるソーシャルレンディングのことで、企業にお金を貸し付けることで金利を得られる仕組みです。
銀行預金や国債よりも高い利回りを得ることができ、少額・短期間から運用できるため、当サイトでも一番人気のタイプです。
市場規模を見ても、ソーシャルレンディングはクラウドファンディングの80%以上を占めています。
代表例は、みんなのクレジット、maneo(マネオ)、クラウドクレジット、OwnersBook(オーナーズブック)などです。
こちらの記事でソーシャルレンディング各社を比較していますので、興味がありましたらどうぞ。
ファンド型
ファンド型は特定の事業へ出資する仕組みです。
金利が決まっているわけではなく、事業の成果等に応じて金銭や商品をもらうことができます。
貸付型(ソーシャルレンディング)では投資先の情報を知ることができませんが、ファンド型の場合はファンドの詳細を元に投資するかどうか判断できます。
ソーシャルレンディングに比べて投資期間が長い傾向にあります。
株式投資型
株式型は企業の株式に出資する仕組みです。
貸付型とは違って、企業に出資したお金は返ってきません。その代わり、投資家は株式を売却して換金したり、配当金や株主優待を得ることができます。
株主として経営に関わることもできます。
株式型は最近の法改正で解禁されたばかりで、FUNDINNO(ファンディーノ)が第一号になります。
これから注目が高まっていくことが期待されます。